高齢期は、健康な方であってもケガや風邪で寝込んだり、ふさぎがちな日が続くと、急激に脚の筋力が弱まり、起きれなくなる。歩けなくなる。といったことがあります。
日常生活の活動量の低下は、「体に力が入り辛くなる」「骨が弱くなる」「心臓や肺の機能が低下する」といった事を実感していくうちに色々な事を考え込み、「認知症や鬱(うつ)」など精神症状が起こりやすくなり、食欲低下も進んでいきます。これらを総称し『廃用症候群』と呼ばれ、寝たきりの原因となります。
こうした事を防ぐには、普段から歩こう。体を動かそう。運動をしよう。とちょっとした意識の持ち方で、日々の生活の中(家事、趣味の活動時など)でもしっかりと体を動かす事ができます。
また、介護を要する方でも身の周りの動作は無理のない程度に自分で行う事で、身体活動を積極的に保っていくことができ、身体機能の維持向上につながります。
体を動かせば、自然と食欲も出てきます。
・食欲増進
・心肺機能低下の防止
・骨格筋機能(筋力、骨密度)低下の防止
・動脈硬化の抑制・情緒の安定
・認知症の予防